現在ではマホガニー、ウォルナットと並ぶ優良高級材として世界中で用いられていますが、アジアの熱帯気候に分布する木材のため、材料としての歴史は東洋において長く重ねられてきました。
喜望峰をまわる長い航海の果てにやってきたオランダやイギリス、ポルトガルの水夫達が、アラブのダウ(木造帆船)や、中国のジャンク(木造帆船)などに使われていたチークの特性に目を付け、自国の船の補修に用いた事で、その優れた能力が世界に知られる事になりました。